旅するMushroom
2014年 12月 29日
冷たい雨がそぼ降る12月
すっかり落ちた紅葉の上で一休みしている旅行者に出会いました
キノコは一ヶ所から動けない、。、
コレ基本ですね!
仕方ないので胞子を飛ばしてみるのですが
やがて進化の過程で
「どこか~遠くを~ 歩いて~み~た~い~♪」
と考えるキノコ達が出現します
「旅する先々で胞子を撒けたら、仲間がどんどん増えるのにな~」
でもキノコには足がない
学術上、歩くキノコは ”スーパーマリオ” で散見される程度です (粘菌は移動しますが)
で、キノコ考えた
「転がるってどうよ?!」
この ツチグリ というキノコ
広げた羽根(むいたミカンの皮)部分を ”湿気” によって開閉する術を身につけました
普段は丸く閉じられていて、キノコは球状をしており
雨が降ったりすると羽根を広げて写真の様になりまする
晴れ(湿度小) → 風を受けて自由に転がっていく(とっても軽いキノコです)
雨(湿度大) → 羽根を広げて踏ん張り、その場で止まる
胞子は湿気があったほうが発育しやすいですね
で、雨粒がキノコの真ん中の球体や中央に開いている穴に当たると雨粒のショックで胞子を発射できます
ちなみに乾燥した地面の上だと雨の日でも丸くなったまま、、 次の風が吹くのを待っているそうです
発射システムは コレ に近いですね
まぁ、こんなカンジ
で、参考までに コレが乾燥時の移動用形態
風に吹かれると 「ころころころん」
この不思議な生態から
晴天の旅行者 晴天の旅人 と言われております
または 星形の湿度計 とも、、、
うぅ~ん このネーミングセンス ロマンチックがとまらない♪
by usachan_500
| 2014-12-29 17:06
| マクロ 未分類